というわけで、行ってきました「八ッ場ダム」
皆さん、「ダム」なんて興味ないと思っていませんか?
そう思うのも無理はありません。
「だって目新しい娯楽施設やショッピングができるところとは程遠い存在ですから!」
私も、実際に行くまではつまらないところだと思っていました。
ですが、完成した現在の「八ッ場ダム」に行ってみてください。
「自然の素晴らしさ、人間の努力の結晶がそこにはあります!」
大袈裟かもしれませんが、私はそう感じました。
「だってあれだけの水を貯水するものを人間の技術で作るんですよ!?」
建設過程を知らなくても、行けばその凄さがわかります。
今回は「八ッ場ダム」の魅力を可能な限り発信していこうと思います。
観光はもちろん、夏休みの子供の自由研究材料などにもいいでしょう。
これを読んだら「八ッ場ダム」に行きたくなること間違いなしです!
「八ッ場ダム」を知ろう!

群馬県北西部に位置する吾妻郡に長野原町という地名があり、そこに「八ッ場ダム」はあります。
「八ッ場ダム」の歴史
多目的ダムの建設計画は、1949年(昭和24年)から話が上がり、現在の国土交通省によって、主に台風の影響による水害から利根川流域を守るために建設が考えられたとのことです。
しかし、さまざまな要因(建設技術、土地の問題、反対運動など)によりなかなか着手できず、思うように計画が進まなかったようです。
土地の整備や地元住民の理解を経て、2015年(平成27年1月21日)本体着工が開始。
約5年間の建設期間の末に、2020年(令和2年3月31日)に完成、4月1日より運用を開始しました。
八ッ場の地名の由来
八ッ場(やんば)という地名の由来は諸説あるが、有力な説は次の3つである。
出典元:Wikipedia:ウィキペディアを引用するhttps://ja.wikipedia.org/八ッ場ダム
1.狭い谷間に、獲物を追い込んで、矢を射た場所「矢場(やば)」が転じ、「やんば」となった。
2.狩猟を行う場所に8つの落とし穴があったことから、「8つの穴場」→「やつば」→「やんば」となった。
3.川の流れが急な場所「谷場(やば)」が転じ、「やんば」となった。
「やば」では短すぎるので、撥音を入れ調子を付けることで、発音しやすくしたという説もある。
八ッ場ダムの基本情報
ダム型式:重力式コンクリートダム 堤高:116.0m 堤頂長:290.8m 堤体積:911.000㎥ 総貯水容量:107.500.000㎥ 有効貯水容量:90.000.000㎥ 事業主体:国土交通省関東地方整備局
八ッ場ダムの見どころ

大自然のパノラマ
八ッ場ダムの周辺には、高い建物や外観を損ねるものがないため、周辺の山々や湖を一望することができます。
駐車場の近くには「やんば見放台」と呼ばれる無料の展望台があります。

少し急ですが、登って行ったところには望遠鏡や「やんば水神の鐘」を鳴らすことができます。

この鐘は嬬恋村にお住まいの廃材アーティストである高橋耕也さんによって制作されたものになります。
「ダムが水害や災害から人々を守る」という想いをこめて作られたとのことです。
いい鐘の音を聞くことができます。
資料館で歴史の勉強もできる!

駐車場を下りると、ダムの手前に管理支所があります。
中ではガイドマップや資料の展示もあり、ダムができるまでの歴史や、ダムの仕組みがわかる模型などの展示がされています。


1階のこのフロアでは、プロジェクターでの映像が流れているコーナがありましたが、感染予防のためか、この日は撤去されていました。

仕組みがわかる模型などもあり、お子さんでもわかりやすいようになっています。

ちなみに、1階のダムへ行ける入り口付近には「ダムカード」がもらえる販売機があります。
無料でもらえますが、「お一人様一枚」なので守りましょう!

○ なるほど!やんば資料館 ○ 住所:群馬県吾妻郡長野原町大字川原畑1121−31 八ッ場ダム管理支所内 TEL:0279−83−2560 開館時間:10:00〜16:00 休館日:なし 入館料:無料 駐車場:84台
ダムの真上が歩ける!
資料館を抜けて歩いて行くと、ダムの上を歩けるルートに行けます。

ダムの真上(堤頂)は端まで約300mあり、往復すると歩きがいのある長さとなっています。

この日の水位はそんなに高くはなかったようです。
写真ではそこまでには見えませんが、結構高いです笑

よく見ると、下のほうに人の姿が…
実は堤頂部の中心にはエレベーターがあり、ダムの底部まで降りることができました!

ダムは下からも楽しめる!
ダムの高さ(堤高)は約116mあり、エレベーターにで放流口のある下流底部に行くことができます。
この時期のエレベーターは人数制限があり、一回に6人までしか運べませんでした。

「見てくだい、この高さ!」
奥行きのある斜面の壁になっていますが、高さはかなりあります!
下から見上げるのも、なかなか迫力がっていいものです。
ってか💦よく作ったな!

赤い橋は向こう側にも渡れるようになっていて、放流口を正面から見ることもできます。
放流はタイミングを合わせないとなかなか見れないので、気になる方はこまめに情報をチェックしておきましょう。

エレベーターで降りた先には、コンクリートで作られたロータリーらしきスペースがあり、さらに奥に行くと、トロッコ乗り場や川沿いの遊歩道を散策できる道に行けます。

○自転車型トロッコ○ 吾妻峡八ッ場駅着→雁ヶ沢駅発 料金:2.000円(一乗車・片道) TEL:0279−26−9431 運休日:水曜日・木曜日 出発時間:2便(10:10)4便(11:30)6便(13:50)8便(15:10)10便(16:30※夏休み期間のみ営業) 注意事項:出発時間の15分前に受付が必要(予約が優先)、2人一組での乗車(ヘルメット着用)、オプションでの補助イスもあり ご利用できない方:130㎝未満の方は自転車をこげません、おんぶ紐や抱っこ紐を利用される方、酒気を帯びている方、自転車に乗る方が中学生未満のみの場合、ペット同伴でのご乗車。
今回トロッコには乗りませんでしたが、調べてみると、なかなか評判がいいようなので、次回行った時は乗ってみたいと思います。
散策しながら森林浴もできる

ダムのロータリーを過ぎると吾妻渓谷沿いを歩ける遊歩道に行くことができます。
人工的に作られてはいますが、歩きやすく、緑を感じることができるところです。

行きっぱなしにならないように、一通り行ったら周って帰れるように作られています。
食事やスイーツも一流!

お腹が空いたら、「やんば茶屋」というお土産屋兼軽食屋さんが管理支所の近くにあるのでいってみました。


Tシャツがかっこよかったです(笑)
ダムカレー♪ダムカレー♪ダム…ラーメン?
「ダム」と言ったら「ダムカレー♪」を私は密かに楽しみにしていたのですが、なんとこの日は品切れ中でした^^;残念無念
気を取り直してメニュー選び♪

ラーメンしかない(笑)
仕方ないので「郷に入っては郷に従う」ということで「味玉とんこつラーメン」を注文しました!

不本意ながらも頼んだとんこつラーメンでしたが、実はすごくこだわって作られたラーメンでした。
上州豚を使用したとんこつ、真空低温調理という方法で作られた「レア・チャーシュー」、中太の特製麺、地元の鶏卵を使った味玉、すべて群馬の食材で作られたこだわりの一杯だったのです。
味はもちろん最高に美味しく、スープまで飲み干してしまいました。
だからラーメンだけのメニューでも営業できるってことなんですね。

ちなみに食券での販売になるので、現金の準備をしておきましょう!
定番のスイーツもいただき!
食事をした時にソフトクリームの50円引き券をもらったので食べることにしました。

軽井沢から仕入れているソフトクリームだとか・・・「うまい!」
他にも売店内に「八ッ場アイス最中」もあります。
これはこれで気になる、「今度食べよう!」

○やんば茶屋○ 住所:群馬県吾妻郡長野原町大字川原畑1121−31 開館時間:10:00〜16:00(飲食コーナーは11時〜) 定休日:水曜日 駐車場:無料・身障者用2台あり
まとめ
いかがでしたでしょう。
八ッ場ダムの魅力が少しは伝わったでしょうか?
端から端までダムを歩くことで、いろんな発見に出会うことができます。
しかも飲食代以外はほとんどが無料で行けるところばかりなので、これも魅力の一つと言えます。
私たちの住んでる地域で、水害や災害が最小限で済むのは、ダムの制御がしっかり機能しているというのを改めて知ることができました。
みなさんも楽しみながら、ダムへの理解を深めてみてください。
○アクセス○ ・関越自動車道渋川伊香保ICから車で約60分 ・JR吾妻線長野原草津口駅からタクシーで約10分 ・道の駅八ッ場ふるさと館又は川原湯温泉あそびの基地NOAからレンタサイクルで約20分 ・JR吾妻線川原湯温泉駅から徒歩で約40分
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